キャラクター詳細Character details
メネルティリオン・グローランディア
オーラムのみならず、ブリアティルト全土で名を知られる賢者のひとり。長い時を生きた老齢の男性。
オーラムの貴族の家系に生まれ、幼い頃より魔法に関する才能を発揮し、魔導院トリレンマの研究者として《黄昏の聖域》拡大問題に関する研究に精を出す。
しかし予備費なども設けられているとはいえ、評議会の承認が降りなければ調査費用の追加も難しい体制に不満を覚え、十数年の勤続の後に野に下ることになる。
以降は特定のパーティメンバーを持たないフリーの冒険者として偉業を為しつつ《黄昏の聖域》内を探索、在野の研究家として成果を上げるものの、ある時を境に消息を絶つ。
当時は「聖域の活性化現象に巻き込まれ死亡した」「別の世界に転移(とば)された」などと噂されたものの、やがて人の口に上ることもなくなった。
そして少なからぬ時を経て刻碑歴997年。
全土を巻き込み拡大していく戦火に燻り出されたのか、彼はふいに姿を現わす。
しかし何があったのか、かつての世界を救うという情熱はなりを潜め、厭世的な気むずかし屋になっていた。
オーラム評議会は貴重な戦力として“大魔法使い”の彼に魔導院――
ひいては軍部への復帰を嘱望されたが固辞。
現在は気が向いた時に、気が向いた相手にだけ力を貸している。
「無駄じゃよ。無駄、無駄。何をしたところで――
フン、“英雄”とやらならば運命(それ)を覆すことができるのか?」
- イラストレーター
- 2017専門学校イラストコンテストNPC部門採用NPC